その他の注意点


入稿は完全原稿でお願いします。

校正は行いません。ページが不足している等を除いて作業を進める点であまり支障がない場合は、作業中には気が付くことが難しい現状があります。気が付いてもご連絡がすぐにとれない場合も含めて、誠に勝手ながら、納品日に納品できることを優先し、作業を進めさせて頂く場合がございます。
下記の点に関しては原稿の制作者様が注意し、厳守して下さい。


誤字、脱字、セリフ抜け

作品に誤字や脱字、セリフ抜け等がないように、ご入稿前にデータをプリントアウト等して、読み返しながら確認することをお勧め致します。また、演出として空っぽのフキダシを使用する際は、ご入稿の際に備考欄等にその旨をご記入下さい。ご記入がない場合、確認のためにお電話やメールでご連絡する場合があります。

データの差し替え

万一、入稿後にデータの差し替えをしたいときは、営業時間内に、至急お電話でご連絡下さい。ただし、既に作業済みであった場合は差し替え不可であったり、差し替え料金として追加料金を頂いての差し替えとなります。営業終了後にメール等でご連絡下さった場合、弊社で確認できるのが翌営業日となります。


データ作成時のその他の注意点(主にPSD形式用)

カラーデータにおける黒ベタについて

表紙のカラーデータで黒ベタを作成する場合、Kのみ100%にせず、同時にCMYKの数値が合計250%以上高くならないようご注意下さい。

CMYが各0%でK100%のみだと画面上では黒に見えますが、印刷すると色合いによって黒ベタ部分が多少グレーっぽい黒に見える恐れがございます。CMYを各30〜60%程度加え、リッチブラック(黒インクに他の色インクを混ぜた深みのある黒)にすることを推奨致します。

その際CMYKの合計が200〜250%以内になるようにして下さい。
ベタのCMYKの数値が合計で250%以上のデータは、インクの乾燥が悪くなりPP加工が剥がれやすかったり裏写りしやすかったりして、印刷には適しておりません。黒以外の色でも、CMYKの数値に注意し、合計が高くなりすぎないようにして下さい。

4色カラーにおける黒べた 4色カラーにおける黒べた
100%のK(ブラック)のみだと黒が薄く見える恐れがあります リッチブラックはCMYKの数値の合計が250%以内になるように調整して下さい!

単色データのトーン濃度について

●本文等の単色原稿のグレースケールデータでは、トーンの濃度は10%〜80%くらいまでが印刷に適しています。データの状態によっては10%以下はトーンがとんで真っ白に見え、80%以上はつぶれて黒べたのように見える恐れがございます。

グレー濃度 グレー濃度
×濃度差が10%以下で印刷には不向き ○濃度に10%以上差がついていて印刷向き

●グレースケールの隣接したトーンの部分はモニタ上で見た際は多少差がついて見えても印刷すると差が見えにくくなりますので、隣接したトーンに差を付けたい時は10%程度グレーの濃度に差をつけて下さい。(上図参照)
●トーンを2階調化するときの線数は70線以下を推奨致します。トーンの線数が高すぎると汚く見えますので、ご注意下さい。

レイヤー統合と不要なチャンネル削除

PSD形式でご入稿の際、多色刷り表紙以外のデータではレイヤーを統合してご入稿下さい。不要なチャンネルも削除して下さい。 また、レイヤーを統合する際、下書きレイヤーなど不要なレイヤーを一緒に統合したり、逆に必要なレイヤーを統合し忘れたりすることがないようご注意下さい。