紙原稿でのご入稿

本文用紙と画材(紙原稿)

原稿用紙について

原稿用紙には、
 ●市販の原稿用紙(トンボがあるもの)
 ●ある程度厚みのある白い上質紙やケント紙
等が使用できます。

サイズはなるべく原寸で作成することをお勧めします。
本のサイズと原稿サイズ B5本 A5本 B6本 A4本
ヨコ 182mm 148mm 128mm 210mm
タテ 257mm 210mm 182mm 297mm

※断ち切りがある場合は、以上のサイズに塗り足し縦横6ミリを足したサイズで作成して下さい。

原稿用紙の基本

原稿用紙の基本

●原稿のサイズ(仕上がり線の大きさ)は 、本文全体で統一して下さい。

●市販の原稿用紙以外の紙を原稿にする場合、ご自身で四隅と中心のトンボを描いてご入稿下さい。

●投稿用原稿用紙(A4)を縮小してB5サイズの本にしたり、同人用原稿用紙(B5)をA5サイズにすることは可能ですが、なるべく原寸サイズで作成して下さい。サイズを縮小すると線が細くなったり、濃いトーンをご使用の場合は、トーンがつぶれることがあります。

●断ち切りの絵は塗り足しまで描いて下さい。仕上がり線までしか描かれていない場合、製本した際に絵の外側に印刷されていない白地が出てしまう場合がございます。

●また切れてはいけない文字や絵は、仕上がり線(断ち切り)ぎりぎりには描かないで、5ミリ程度あけて下さい。特に無線とじのノド側となる部分は、内枠(基本枠)の内側に文字が入るように描いて下さい。ノド側で、内枠から外側に文字がある場合は製本してから見えづらくなってしまう場合があります。

●ノンブル(ページ数)は仕上がり線内に入れてください。詳しくはノンブルについてで記述しています。

●本文用の原稿用紙を使用してカラー表紙の原稿を作成しないで下さい。

画材について

本文原稿は、
●Gペンなどのつけペン+墨汁や製図用インク
●ロットリング
●油性ペン
など、黒くはっきりした線が描ける画材を使って、黒1色で描いて下さい。

●鉛筆やボールペンで描いたものはそのままではほとんど印刷に出ませんので避けてください。
もし鉛筆やボールペンで描いたものを原稿にするなら、一度コピーをとってコピーの方を原稿にして下さい。

●ベタは真っ黒にムラなく塗ってください。ムラがあると印刷してもムラになります。

●下書きにはきれいに消しゴムをかけて下さい。
青や黄の色鉛筆でも、濃すぎると印刷に出る場合があります。色鉛筆を使う場合はできるだけ薄く描いて下さい。




トーンとプリントアウト原稿

スクリーントーンについて

スクリーントーンを貼ることで、手書きだけでは表現することが難しい人物の心理や背景も簡単に表現できます。トーンの濃度は10%~50%の間のものを使って下さい。それ以外のものはきれいに再現できません。

注意点

●スクリ-ントーンは剥がれないようによく圧着して下さい。メンディングテープ等はなるべく使用せずへら等でこすって付けて下さい。小さく切ったトーンは特に剥がれにご注意下さい。

●トーンと原稿用紙の間に空気が入っていると、ベタや線が白っぽく汚くなる可能性がありますので、空気が入らないようご注意下さい。

●トーンの下の汚れや下書きはよく消して下さい。印刷に出てしまいます。

●トーンにも品質の悪いものや時間がたち、劣化してしまったものがあります。
劣化していない、きれいに黒く印刷されているトーンを使用するようにして下さい。

●濃いトーンを使った原稿を縮小すると、つぶれます。仕上がり原寸のサイズでない原稿はご注意下さい

●自作のトーンはインクジェットプリンタで出力して使用しないで下さい。モノクロで出力して下さい。

●トーンは重ね貼りするとモアレが発生することがあります。モアレさせたくない場合は角度と線数にご注意下さい。

●カラートーンをご使用のカラー原稿は特に接着面に空気が入らないようにして下さい。また、カラートーンは若干色が変化する場合があります。

プリントアウトした原稿について

基本的にはデータで作った原稿は、プリントアウトして紙原稿にするのではなく、データのまま入稿した方がきれいに印刷できます。

●プリントアウト原稿を使う場合は、以下の事にお気を付け下さい。
また、漫画原稿にセリフ等の文字を写植する際にも、ご一読下さい。

●インクジェットでプリントしたものは印刷の原稿には不向きです。モノクロレーザープリンタで出力して下さい。インクジェットプリンタしかなければ、モノクロ出力でプリントアウトして下さい。

●文字の写植も同じく、インクジェットのカラー出力では文字の線が飛びやすくなりますので、黒1色で出力して下さい。

●プリントアウトしたものや写植を原稿用紙に貼り付ける時は、ずれたり剥がれたりしないよう、しっかりと糊付けして下さい。また、糊でしわにならないよう、文具店で販売しているスプレーのりなどを使用してきれいに貼って下さい。

●セロテープで貼る場合はテープの下にゴミが入ったりテープが変色しないようにして下さい。

●下図のように小説など、塗り足しが不要で、原寸の紙にプリントアウトするのであれば、特に原稿用紙に貼る必要はありません。当社でそのまま面付けします。ただし送付する際に、原稿が折れたり、シワになったりしないようにして下さい

小説本